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スペインで一番美しい村Andalucía(アンダルシア)ALCALA DEL JUCAR(アルカラ デル フカール)から考える建売住宅と建物のデザインについて
景観が白で統一されています。
屋根はオレンジの瓦屋根です。
いいですね。
スペインで一番美しい村Andalucía(アンダルシア)ALCALA DEL JUCAR(アルカラ デル フカール)の特徴
石灰を多めに含む岩石でできた台地にしっかりとした岩盤の上に建っているという安心感が伝わってきます。
石灰を使ってセメントのようなものを作って構造体を作っているのでしょう。
仕上げは白い漆喰のような仕上げになっています。これもこのあたりの岩石をすりつぶして塗っているのでしょう。
屋根瓦がオンレジの赤土が主体となった焼き物であるという点は違いますが、日本のお城と城下町のようです。
ALCALA DEL JUCAR(アルカラ デル フカール) , スペイン – アンダルシア
しかし、スペインは昔世界一強くて世界を支配していたんだぞ!?
アメリカみたいに。
といってもあまり実感が湧きませんが、なんとなくこういう街を見ているとすごかったんだなと思います。
観光地として有名な場所もたしかに繁栄を極めた名残を感じます。
今ではラテンのイメージですが、一度は行ってみたいものです。
建売住宅のデザインのヒントをスペインのAndalucía(アンダルシア)ALCALA DEL JUCAR(アルカラ デル フカール)の建物から探る!
石灰分が多そうな岩肌がむき出しの地形で木もまばらで、植樹してなんとか生えているくらいのドライでハードな自然環境で、見ているだけでカラッとした乾燥地帯だということがわかります。
家の構造体はもちろん、木なんて使えるはずもなく、石や昔のセメントで作られた建物が多いです。
というか、皆同じデザインの家です。
壁は白く、石灰質の岩を砕いてすりつぶして練ったものを塗ったような感じでしょうか、真っ白いものになっています。
そして、屋根は不均一なオレンジ色っぽい瓦葺きになっています。
内部構造は不明ですが、
雨が少ないでしょうから、とりあえず、屋根と壁があれば問題ないと思います。
この白さがキープされている理由も雨が少ないからだと思います。
日本だと、白い壁で、防藻処理加工がされていても、あっという間に緑色の藻類が付着してしまいます。
また、ただの雨でも、排気ガスや道路のアスファルトの粉などの塵が混じったものが降り注ぐので、雨の後が黒い筋となってしっかりと残ってしまうことでしょう。
川は底に白い石灰質の多い砂が溜まっているのか、エメラルドブルーに見えます。
この岩山と青い川の組み合わせ、日本でも見ることができます。
和歌山県の南紀白浜周辺です。
このあたりでも石灰質多めの土砂で川底が白く、水がエメラルドブルーに見えるところがあります。
ここで同じ建売住宅を建てたらどう?
かといえば、
まあ、雨が多い日本でも特に雨が多い地域として有名ですので、あっという間に、汚れてしまうことでしょう。
ただ、日本中でこのスペインのAndalucía(アンダルシア)ALCALA DEL JUCAR(アルカラ デル フカール)の建物のような建売が建てられています。
うちの近所でも見られますが、建売団地として、20軒以上の規模で全く同じデザインの白い壁とオレンジの瓦屋根という場所がいくつかあります。
こういうのは建売住宅でも、3棟分譲とかではなく、都市部農家の相続によって発生したような広い面積に建てる建売住宅団地に適していると言えます。
1軒だけでスペイン風建売住宅を建ててもインパクトは少なめです。
この集合的な建売住宅はいいと思います。
みなこういうのが好きな人が集まってきているっていうのがいいです。
それにしても、車庫がみんな高そうな外車になっているところが、さすが欧風住宅に住むだけのセンスがあるなと感心します。