目次
- 1 建売は築何年まで住める?住めなくなる理由とは?
- 1.1 瑕疵責任で多いのは雨漏りだと言われている!
- 1.2 〇〇産業とか、〇〇工務店とか、〇〇設計だと10年しか住めない?
- 1.3 大手ハウスメーカーは60年住めるの?
- 1.4 大部分の人は雨漏りや壁内結露を軽視して放置する!
- 1.5 地震で倒壊したり、地すべりが起きることなんてレア!
- 1.6 火災は建売でも高級大手ハウスメーカーでも関係ない!
- 1.7 建売は屋根がないバルコニーが多い!
- 1.8 建売は壁に意味のない飾りの帯が入っている事が多い!
- 1.9 結果的に雨水が入り込んで軒やバルコニーの内部が腐る!
- 1.10 15年後に100〜200万円の修理費を払う気が起きるか?
- 1.11 10年以上経つと、色々なところが一斉に傷んでくる!
- 1.12 建売を買う人はギリギリで生きていることが多い?
- 2 こうして、建売は10年は住めるけど20年は厳しいという都市伝説が生まれた!
- 3 もっと悪いことに、、直す人がいない!
建売は築何年まで住める?住めなくなる理由とは?
正確なデータから検証した話ではありません。あくまでも主観的な考えですのでご理解ください。
瑕疵責任で多いのは雨漏りだと言われている!
10年以内の構造など、致命的な欠陥が発生して、運良く発見された場合、築10年までであれば建てた業者が責任をもって修理する必要があります。
倒産していれば直してもらえません。
自分でお金を払って、瑕疵責任保険に加入しているケースもあるでしょう。
しかし、納得いきません。
瑕疵責任保険とは、家を頼んだメーカーと違う会社が倒産しそうだから、自分でお金をかけて保険に入れっていう制度です。
下請けの小さい工務店が10年後にどうなるかなんてわからないから、施主がなんとかしてって?責任丸投げですね。
もちろん、大手ハウスメーカーが工事を行うっていうことであればいいんですが。
さて、
そんな瑕疵責任で発生する問題とは、文字通り家が住めなくなるような欠陥が発生する問題です。
これを見れば建売に限らず、住宅がどんな問題で住めなくなるか想像がつきます。
一番多い問題は、
雨漏りです!
え????
なんで?
そんなちょっとしたことで住めなくなるの??
そうです。
以外ですよね?建築業社じゃない限り実感が湧きません。
雨漏りなんて、コントみたいにたらいを置いておけばいいと思っていました。
っていう人結構いると思います。
建売、注文住宅
木造、鉄骨、鉄筋
どんな家であろうが、雨漏りが原因で住めなくなることが圧倒的に多いと思います。
まあ、直せばいいんですけどね。
〇〇産業とか、〇〇工務店とか、〇〇設計だと10年しか住めない?
たとえば、ローコストで有名な建売や格安の注文住宅を建てているハウスメーカーだったら、10年くらいで住めなくなるの?
って思いますよね?
そんなことはありません。メンテすればその後も住み続けられます。
何もしなくても住み続けられる場合が大半です。
10年以内であったら、瑕疵責任でメーカー側のお金で修理してもらえるはずです。(厳密に保証範囲がありますので詳細は要確認)
基本的に10年というのはその瑕疵責任の期間です。
メーカー保証を延長するという方法もあって、定期点検と必要なメンテナンスを行うことです。
これで20年、30年、、、、高級大手ハウスメーカーにおいては60年という保証期間まで延長できます。
ここでみな、定期点検が有料(数万円)だから辞めた!という人が結構居ます。
さらに、10年後の必要な修理やメンテナンスを受けると、数百万円かかることもあるでしょう。
ただ、これは高級さで有名な大手ハウスメーカーが10年で500万円、20年で1000万円というメンテナス費用を提示してくるそうです。
マンションの管理費と修繕積立金を10年分貯めたと考えてください。それが予算です。それを使い切ろうとしてくる感じです。
その時点でもう終わってるな。。。
という感じがします。
しかも、展示場の営業はこんな事言わずに、30年はノーメンテでいけますよ!
と、平然といいます。
普通の人はここで、いくら大手優良企業のハウスメーカーでももう保証なんていらない!って、いって辞めちゃいますね。
ほんと、ひどいビジネスモデルです。
それに比べれば、ローコスト住宅の10年目のメンテナンス費用や20年目のメンテナンス費用は安いと思います。
それでも、たとえば、壁を塗装するとしたときに塗装業者に直接頼むのと比べたら2倍位高くなってくるでしょう。
高級メーカーだったら3倍だとしたら、かなりローコストです。
しかし、実際、10年でメンテナンスが必要な箇所は微々たるものです。
バルコニーが雨漏りしてて腐ってるのがみつかったのが10年超えてからだったから、数百万円というのじゃなければ、まあ、ほとんどかからないでしょう。
一般的なローコスト住宅でも15年で塗装とコーキングをすればいいと思います。それがちょうど限界点というか、リミットみたいなものでしょう。
保証が延長されたとしても、保証されるのは外壁の塗装の剥がれや傷みじゃなくて、バルコニーから雨漏りして構造の柱まで腐ったとしたら、構造材は保証の範囲ですが、外側の壁や塗料が剥がれても全く保証にはなりません。
内部の構造部分まで腐ってるよと発見されない限りは保証はされません。
実際、雨漏りで構造部分が腐ってくるのは10年を過ぎてからが多いでしょう。
なぜなら、コーキングが切れてくるのが10年後以降からですから。
大手ハウスメーカーは60年住めるの?
さて、大手ハウスメーカーは60年保証なんていっていて、60年も住めるの?
っていえば、そりゃ住めますよ。
部外者ですが、断言します。
ちゃんとメンテすれば絶対住めますよ!
地震や火事が起きたら、保険でまた建ててください。
普通の出来事しか起きないかぎりは大丈夫です。
でも、ミサイルで自宅が破壊された場合はどうなのでしょうか?
保険適用外な気もします。
自費で直せって?
そりゃ、無慈悲な話です。
そんなアリと像が遭遇して踏み潰されるくらいの確率を考えても無意味なので辞めましょう。
そうです。
60年間保証されるためには、メーカーが提示する必要な修繕工事を受けてくださいというのです。
言いなりのリフォーム工事をやれというんです。
言われてますよね?
消費者庁とか、国民生活センターとか、、?
リフォーム業者が来て営業してきても、その見積もりを見て信用せずに、必ず、3社から見積もりを取って比較してから決めるように!
と。
ところが、高級大手ハウスメーカーは相見積もりを取ることなく、必ず、工事を依頼しろというのです。さもなければ、何が起きても保証はしないぞ!
って、これって、だいぶ体の良い押し売りですよね?
そんなこんなで、
建ててから何千万円も払うわけです。
税金も入れたら、普通の家でも1億円くらい使うんじゃないのでしょうかね?
もう、最悪です。
高級ハウスメーカーですから、仕方ありません。
もし、そういう信頼できそうなメーカーに頼んだら、もうリフォーム破産まっしぐらですね。
破産して、自宅を売りに出すなんて本末転倒です。
ですから、絶対に保証を延長するんだなんて考えないことです!
高い工事を要求されたら、もう辞めておきましょう。
自分で直接業者にたのめば、2分の1から3分の1の値段ですみます。
さらにまだまだ、後に遅らせてもOKです。
というものもいっぱいあるでしょう。
大部分の人は雨漏りや壁内結露を軽視して放置する!
さて、家が住めなくなる一番の理由が雨漏りによるものだと言えます。シロアリ被害もあります。
それも、雨漏りからの木の腐敗によることがきっかけとなっているのでしょう。
外来種のアメリカカンザイシロアリの場合は無差別に襲ってきますのでこの限りではありません。
運良く、お住いの地域に外来種のアメリカカンザイシロアリがアメリカザリガニやブラックバスやブルーギルやアメリカの亀のように侵略してこなかったら、従来どおりの考え方でいいはずです。
全部、アメリカじゃないか!?
無理!無理!
日本が内部から侵略されるのを防ぐ手段がないってことは十分知ってます!
たぶん、この記事の内容が数年後に全部くつがえされてるかもしれませんが、一応、建前上、現在ではまだ、アメリカのシロアリはまん延していないということにしましょう。
さて、そうすると、、
雨漏りがしたらどうします?
とりあえず、バケツを起きますね。
それで、雨がやんだら?
ま、いいか。。
ですよねー。
壁内結露も、
なんか、この壁紙はがれて浮いてない?
中が黒ずんでない??
この初期症状でハウスメーカーの面倒くさい、連絡が返ってこない営業に連絡する人はほとんどいないでしょう。
しかし、これが最後の警告ラインなのです。
誰も気が付きませんよね??
この状態が修理費用が10万円以下で済むか?100万円をはるかに超えるか?
境目だなんて!
大抵の人は、
心が動揺してドキドキして寝られない!
という程度まで悪化した状態になってから連絡をするものです。
そこで、大手ローコストハウスメーカーの多忙な営業がすぐに連絡を返してくることはめったにないと思います。
ここでイライラして、もう嫌だ!とクレームを掲示板に書き込むわけです。。。
そんなことをしても、雨漏りや結露は日々進んでいきますが。。
さて、雨漏りしている家に住んでいる人がどういう状態かというと、
修理が完了するまでの間、「長い闘病生活のよう」と感じているそうです。
まさにそんな感じです。
屋内結露は石油ストーブが日本から排除されるんじゃないかと思うくらい重大な問題です。
外国では欠陥住宅として見られてしまいます。
でも、ストーブを使うのは住人の意思だし、自己責任じゃない?
というのが日本です。
ストレスで精神がまいるか?
家が崩れるか?(家はくずれません。)
という時間との戦いになります。
さらに、お金がやばいんですけどね。。。
この時点で、数百万円コースは確定です。
地震で倒壊したり、地すべりが起きることなんてレア!
よく、地震で崩れるんじゃないかということで、地震保険なんていうものがあるくらいです。
もし、地震で倒壊しても、地すべりが起きても、擁壁が崩れて隣の敷地に家ごとなだれ込んで、家が斜め15度くらいに傾いてビックリハウスみたいになって、住んでいると気持ち悪くなってご飯が食べられない!という状態になって建て替えを余儀なくされるという事象も滅多に起きない、非常に低確率な出来事です。
また、地震のときに火災で燃えても、保険があります。
昔は火災に合う確率が「一生に一回」と言われていました。
そのため、火災報知器を個人の家庭に設置するようになりました。
あと、ガスコンロには温度センサーが付いて、高温になったら止まるようになっています。
IHはもちろんついてます。。
こんなわけで、通常時の火災は劇的に減っている最中です。
火災は建売でも高級大手ハウスメーカーでも関係ない!
火災は高級大手ハウスメーカーでも関係ありません。
耐火ボードを使っているから燃えない!
コンクリートの壁で出来てるから、何時間火にさらされても鉄骨が溶けることはない!
なんて言いますが、消防車が到着するまでの時間を知っていますか?
?分ですよ。
たしかに、鉄筋コンクリートの家は燃えないですし、津波が来ても残ります。
家自体は最強ですが、その前に、生身の人間はお陀仏です。
オール電化でIHになって、ストーブを使わなくなったことが火災を下げる理由となっています。
これはローコスト住宅でも可能なことです。
建売は屋根がないバルコニーが多い!
安い建売が弱点といえるのが、屋根のないバルコニーでしょう。
安くて有名な建売のバルコニーの下側を見てみると、結構、黒い雨染みが出ていると思います。
なんだこれ?
雨です。
100%の確率で雨水が入ってきています。
100%の確率で多少なりとも構造となる木が腐っています。
100%の確率で修理が必要です。
早いほうが修理費用が安くて済みます。
虫歯と一緒です。
いや、虫歯は再石灰化により治りますが、雨漏りは100%自然には治りません。
地球温暖化で日本が砂漠化したらありえますが、日本は世界でも雨が多い国です。
日本が砂漠になったら、世界中が砂漠になっていて、材料となる木がなくなるので家は建てられません。
建売の屋根のないバルコニーが100%雨漏りするといっているわけではありません。
コーキングが割れて劣化してきたときに、雨と風がマッチングしないともれないかもしれません。
ただ、結構な確率で雨漏りしてますね。
なにせ、バルコニーはだいたい、南側の道路に面している場所にありますから、道路を歩いているときに安っぽい建売だなと思われる家があったら、バルコニーの下側を見上げてみてください。
そこで薄い茶色や黒いシミがあったら雨漏りしてます。
これで、ご自身で確率を出せることでしょう。
建売は壁に意味のない飾りの帯が入っている事が多い!
また、建売というか、安い家でオプション費用の付加価値を上げるために意味のない飾りの板がサイディングに混ざって貼ってあるケースがあります。
その中が防水されていればいいんですが、もしちゃんとされてない場合、その飾り板の上側のコーキングが劣化してだめになったらもう雨漏りするかもしれません。
コーキングは必ず、10年を越えたあたりから割れてきます。15年が限度でしょう。
30年もつと言われる、オートンイクシードのようなコーキングもあります。徐々に広まっています。
が、
安い建売では建売は安いコーキング剤を使います。
結果的に雨水が入り込んで軒やバルコニーの内部が腐る!
ローコストの建売メーカーだから。
という理由ですぐ住めなくなるとすれば、コーキングが普通のもので、15年で雨漏りするようなものだから。
といえば、そうかもしれません。
高級住宅メーカーは30年もちますと展示場で豪語しています。
おそらく、オートンを使っているのでしょう。
それがないから、建売はすぐ住めなくなる。
ということを言う人がいればまあそうですが。
そんなの塗装屋に直接頼んで塗装時のコーキングにオートンイクシードを使ってくださいといえばいいだけです。
ぶっちゃけ、10万、20万の話です。
15年後に100〜200万円の修理費を払う気が起きるか?
こういうわけで、塗装とコーキングや防水工事のメンテナンスが必要なことはわかったと思います。
では、だいたい普通の家で15年で塗装とコーキングが限界にくるであろうと考えます。
このときに、100万から200万円の費用を払えますか?
これは塗装業者に直接頼んだときの値段です。
ハウスメーカーを通せば2倍、3倍は当たり前です。
儲けるのが営業の仕事です。それが給料となって、営業の家族の子どもたちを支えるのです。そんな社会貢献に協力してみませんか?
といって、ハイと言う人は居ませんので直接お願いするのが良さそうです。
10年以上経つと、色々なところが一斉に傷んでくる!
建材でも、コーキングやバルコニーの床の灰色の塗料というのは消耗品だと思ってください。
輪ゴムが屋外で10年もちますか?
弾力性が落ちて、切れてしまいますよね?
それをケチっても仕方のないことです。
脆い素材で家をコーティング、パッキングしているのです。
それが人間の家です。
こういう劣化する材料が10年で限界を迎えてきますので、一斉に傷んでくるわけです。
また、給湯器、ガスコンロ、水栓、タンクレストイレなども壊れてくるころでしょう。
建売を買う人はギリギリで生きていることが多い?
ギリギリで生きていくことは緊迫感があって生きてる実感が味わえて楽しいですが、あまりおすすめはしません。
でも、そういうスタイルが好きな人も多いのでしょう。
おそらく、スリルを求めているのかもしれません。
ギリギリの生活でギリギリの出費を捻出して建売を買う人があとをたちません。
35年固定金利フルローンです。
ボーナス払いありまで行くと、もう、優勝です。
こうして、建売は10年は住めるけど20年は厳しいという都市伝説が生まれた!
だいたい、子供が大きくなったら家に寄り付かなくなった!
そもそも、親子仲が悪くて家に帰ってこない。
そんな問題がある夫婦二人じゃもう一緒にいられない。
苦しい思いをして家を守ってきたけど、もう限界!
といって、リミッターが外れるのでしょう。
そうなったら、推定修理費用500万円〜1000万円の建売は投げ売りされるでしょう。
建売本体の価格が1000万円くらいなのに、設備のリフレッシュも含めたら1000万円近く追加で払わないと住み続けられないと言われたら?
リフォームローンがありますよ!
って、気軽に言われても、、
仕事が不安定だし。。
もう定年だし。。
という状態の人が直して住み続けるという判断をするはずもなく、
安い建売は売られて解体されるのでした。。
3000万の家なら1000万かけて直すでしょう。
1000万の家を1000万かけて直しますでしょうか?
単純な話です。
もっと悪いことに、、直す人がいない!
大手ハウスメーカーなら30年後に壊れたから大工に修理をしてくれと依頼することもできるでしょう。
大手ハウスメーカーが30年後に継続していればの話ですが。。
また、業者へ直接頼む金額の2倍位払うのを気にしなければ、大丈夫でしょう。
見積もりが出しにくい、金額が少額な「家の修理」だけをしている大工は居ないのです!
大工を抱えた工務店は人件費を賄うために新築の仕事を安定的に発注してくれる大手メーカーのしごとだけを受けるでしょう。
木造の家が雨漏りなどで腐れば大工が直すしかありません。
しかし、大工が居ないのです!
1000万円の建売を建てる大手メーカーから買えば、修理をそこに依頼することもできます。
あまり、乗り気じゃないでしょうし、高級ハウスメーカーと同じような金額を請求されると思います。
仕事として、やっていけないからです。
じゃあ、工務店(大工を抱えている)に家を建てて貰えばいいじゃん?
と、思うかもしれませんが、工務店は一般的に零細企業です。
数十年後に倒産せずに残っている可能性はありません。
後継者がいるかも怪しいです。
そうなると、社長の人生で30年くらいが会社の寿命といえるかもしれません。
1年目で建てた人は修理を頼めるかもしれませんが、29年目で建てた人はいい家ができるかもしれませんが、修理は期待できません。
屋根や外壁を張り替える業者なら見てくれるかも?
しれません。
でも、商売ですから、できるかぎり利益を多く確保しないといけません。
400万円のところを50%オフで200万円にしてあげます。
とか、
600万円のところを200万円にしてあげます。キャンペーンです。
なんて言われるかもしれません。
でも、部分修理はしてくれず、全部張り替えるならやりますというスタンスが基本です。
なぜなら、張替え業者だからです。