目次
- 1 ショッピングモールがららぽーとだらけになりそうな件について
- 2 無理やりデフレ脱却、インフレさせると大きな危機が起きるはず!
- 3 日本のIT産業が伸びない理由は?GAFAに潰されたから?いやいや、違う!違う!
- 4 大手町に住みたい!?
- 5 人工知能NVIDIAうほーーー!っていってる人がAIによって規制される未来
- 6 アメリカは景気が良いのに利下げして、日本は景気が悪いのに利上げするのはなぜ?
- 7 スーパーシティやスマートシティーの目的は高齢者の集約化?
- 8 日経225を24時間見る方法-日本市場は時間や情報が遅れて、世界標準とはタイムラグが大きいことを理解すること!
- 9 【第2回】「日経平均株価をAIで予想するプログラムを作ってみよう!」 ー(AIブームなのでマクロ経済学を考えてみよう!)
- 10 【メーカー保証の支払いで破産しそう。】建売は築何年まで住める?住めなくなる理由とは?
- 11 首都機能分散で23区のタワマンの価値が下がって受験戦争が勃発する!?
- 12 都内マンション、タワマンのヒエラルキーは維持できるか?
- 13 一体誰のせい?知らない間にアルコール中毒で家を失うかもしれない話
- 14 あと、数年したらスタグフレーションになって街で落ち着けるスペースがなくなるでしょう。
- 15 日本でIRカジノは成功するのか?
- 16 東京23区農場1番街直通列車から眺める景色
- 17 スマートシティは街の最終形態!23区西部の駅周辺はすでに完成している!
- 18 今週の指数予想(2024.12.2時点)
- 19 【第3回】「AIで解析するデータセット(対象)を探す!」 ー(AIブームなのでマクロ経済学を考えてみよう!)
- 20 今週の指数予想(2024.12.9時点)
- 21 自分が得意なことを極めるのがいい!
ショッピングモールがららぽーとだらけになりそうな件について
これも悲しいのですが、ショッピングモール、とくにアウトレットモールはもれなく、「ららぽーと」みたいななにかに変わってしまうでしょう。
そして、タワマンが併設されることとなります。
このビジネスモデルは特許にしたいくらい優れていると思います。
人気がでるショッピングモールの条件とは?
- 名前に女性に関するワードが入っている。
- 清潔感が漂う。
- トイレが多い。
- 非常に充実した広いフードコートがある。
- 特設ステージがある。
- 人口過密地域に建設。
- 駅から徒歩で行ける。
- 駐車場も併設されている。
- 高校が近い。
- マンションが併設されている。
あとは何もしなくても、若い女性が集まってきて、家族連れも、祖父母世代も集まってきて、勝手にテナントが入ってくれることでしょう。
何もしなくても掃除と警備さえしていれば勝手に大繁盛です。
ただし、ショッピングモールの運営会社の話になりますが。
ここに女性が集まると服飾に関する売上と食事に関する売上が一気にばーっとあがります。ついでにエステ、女性向け医療などの施設も作るとバーっと売れることでしょう。
文字通り、一通りの準備を完了させて出港するようなイメージの港といえるでしょう。
一体、人間はなんのために生きているのか?
そんなことを考える隙さえ与えないくらいに明確な本能に突き動かされて動いている少子化最中の日本の中で最も欲しい人材がごった返して押し寄せてきます。
漁師さんも大喜びしそうな定置網のようなショッピングモールが今一番人気となっているようです。
アウトレットモールは過去のもの
これは郊外にあって車で行って、大量に割引されたアウトレット品を買い込んでくるという男性ありきのビジネスモデルでした。
とても電車で女性だけで行けるような場所にはセッティングされていません。
カップルから家族連れという客層でした。
それでも、子供は嬉しくないところでした。
どちらかというと、大人のカップル向けという感じのモールでしょうか?
ネットショップができてしまって、もう、オンリーワンのサービスではなくなってしまった。
そもそも、アウトレット品という概念がない。
なんてことでしょう。。
危機感をあおっているビジネス戦略
はっきりいって、日本の個人消費は終わっていると個人的には思っています。
金額があってもそれはすべてが美容と生活に関する消費になっているといえるでしょう。
それ以外のものにお金をかける余裕はないのです。
ようするに今までは趣味といえるジャンルのものが壊滅しました。
結婚、子作り、養育、住居費、、、
これらの人生に置けるコアな基本的な部分だけを切り出したものだけが売れている状態といっていいでしょう。
でもこれは、余裕がないからそれだけに集中している状態であって、全体としては縮小しているわけです。
さらに少子化が進んでいるわけですから、このニーズは高いですが、いずれ減っていって0へと近づくわけです。
古い日本企業のリストラみたいなものでしょうか?
生き残るために、新しいシステムを買って、従業員を減らしていく。最後まで椅子取りゲームに残れるのは果たして誰なのでしょう??
そういう生存競争が繰り広げられる場であって、いわゆる、郊外のアウトレットモールとは全く別の目的をもって作られた場所だと思います。
ショッピングモールはサバイバル戦場
ですから、今の人気を集めているショッピングモールは戦場といえるでしょう。
ゆったりしている余裕なんてありません。
もう、バーゲンセールが終わったあとは戦いの後のように荒廃した店の様子となっているでしょう。
だから、なぜ集まるか?
というと、戦士たちは人生をかけたサバイバルの戦いのために集まってくるのですが、
他のとりまきの人達は何を目当てに来るかといえば、インフラです。
たまたま、きれいなトイレと非常に充実したフードコートがあるおかげで、高級レストランの味を低価格で楽しめてきれいなトイレで安心して出せるわけです。
こうなると、どんどん食べて行ってしまいます。
そういうわけで、何軒もハシゴする人もいるようです。
裏の様子は想像しないほうが幸せですね。
売れてるモールを参考にみんなが真似する!
今どれくらいあるのかわかりませんが、似たような形態のモールがいくつあるのでしょうか?
割合で行くと営業中のモールのうちこのような人生サバイバル特化型のモールが全体の何割を占めるのでしょうか?
ゾンビ状態で営業しているところもあるでしょう。
しかし、現在の余裕のない日本を考えると全部のモールがこういう形態にならざるえません。
タワマンを併設することで開発業者が限られる!
タワマンを建てられる業者が限られているように、このようなショッピングモールを建設できる業者が決まってしまいます。
別業者に施工させて運営を他の会社がやるよりも、同じ系列ですべてやったほうがいいでしょう。
この場合に問題となるのは、施設運営までは1つのグループ会社がやっていて安定収益を得られるのですが、中のテナントは大変です。
長期で見れば、失敗するところがほとんどで入れ替わりが激しいわけです。
客はそれが嬉しいわけです。
お店が来てくれるわけですから。
ラーメン博物館のように便利なわけです。
そこに行けばいつでも人気のショップに行ける。
なんなら、そこに住めば??
ということでタワマンも併設されたら、購入の意思決定権をもつ奥さんと娘さんが揃って「それがいい!」というわけです。
お父さんも、まあいいか。。
食料品からレストランから揃ってるし、休日にどこかへ車で行かなくて済むし。。
そういう事情もあってか、三井不動産が好調なわけです。
市場が飽和したときにどうなるのか?
いったいどうなるのか?
特設ステージでデビュー前のアイドルを間近で見たり、映画館でライブ・ビューイングを見たり、色々な楽しみ方がありますが、それでもいつか市場は飽和するのです。
その時とは一体いつでしょう?
- 模倣モールが増える!
- 3者の争いがおきる
- 脱落者が出る
- 2者の競争から独占状態へ
開発業者が2社になった時点で独占状態といえるでしょう。
この時点で飽和が確定したわけです。
もうそれ以上出店するだけ無駄ですので辞めておこうという判断になります。
また、ららぽーとだけが増えても、違いが明確にならないと、ちょうど間に住んでいる人がどっちに行こうかでモール間で取り合いになってしまいます。
これは問題です。
そして、この流れは商店街というものを壊滅させてしまいます。
街の特色がないどこにいっても全国同じ街になるわけです。
こんな国に観光で来る人はいなくなるでしょう。
国内旅行もつまらなくなりそうです。
国内旅行業界は大混乱が予測されているのですが、これでは観光立国を目指すと言っている政府の思惑とは反対に進んでいきます。
考えても見れば、ニュータウンと呼ばれるところに外国から観光客がくるでしょうか?
来るのは地方から遠征してくる戦士やハンターたちだけです。
このブームが去ったときに日本の個人消費がどれだけ落ち込むのか?
っていうことを考えると恐ろしい話なのです。