ミュージシャンになってお金持ちになるのは無理?ギターソロがどんなに歪ませても心地よいサウンドにならない!


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ミュージシャンになってお金持ちになるのは無理?

昔は、いわゆるバンド活動というものが若者の間で人気でした。

そこには成功者といえるお金持ちになったスターが居たからです。

今はスター不在で、日本だけにとどまらず、世界中で音楽というものが没落しているように感じます。

もはや、危機と言われたのが数十年前で、今は戦争で灰となった街を眺めているような悲しささえあります。

いわゆる、一人でやっていたり、その人の身体を売りにして踊り歌うスタイルのミュージシャンというのか、パフォーマーは最近まで結構人気がありました。

そういうパフォーマンスもアニメキャラクターをAIで踊らせて歌わせることが可能になった今、もう、需要は減っていく一方です。

他の職種に転職した人も多数いることでしょう。年を取ってその仕事もできないと分かると、東京から田舎の実家へ帰っていく。

そんなストーリーが思い浮かびます。

サクセスストーリーなんて考えられません。

つまり、

趣味で真似して楽器演奏したい!

と思えるスターはもう存在していません。

YouTubeを見て、50年くらい前のスターたちの音楽をしみじみと聴くくらいです。

もう音楽を視聴すること自体がレアな大人の趣味となっていて、真空管アンプとでかいスピーカーでレコードを聴くのと同じくらい、希少でプレミアムな体験となっています。

若者たちでギターを始めてみたい!

なんていう人は、逆にレアで、今後、ニッチな隙間産業や隙間の趣味を楽しんでいく。

たまにテレビが注目して取り上げてくれる。

そんなイメージとなるでしょう。

ギターを弾く人がどんどん減っていく!

たとえば、楽器といえばギターが1番メジャーなんじゃないでしょうか?

そのギターについて考えてみます。

そもそも、衰退した大きな理由の1つが趣味で弾いてる人がつまらないと思って辞めてしまうことです。

若いときにやっていたものを一時的に辞めるとかじゃなくて、大人になってお金ができて、機材の技術も進歩して、ギターもエフェクターもアンプも安いものでもいいものがたくさんうられています。

さらに、PCを使った音の録音、加工も簡単で、YouTubeのタブ譜を見ながら実際のフレーズに合わせて弾くことができるのです。

あきらかに昔よりもいい環境が整っているはずなのにどんどんギター弾く人が減っていく。。

ような気がします。

おとなになって再開しても、

もう一生やらない!

と、思ってしまってギターを売ってしまうことでしょう。

とにかく、趣味で楽しく弾けないなら、今後未来永劫、音楽は衰退していきます。

というより、ロックはもう数十年前に消えてしまって、もう新しいロッカーは登場しないという感じですので、ギターの役割も変わってくることでしょう。

そのときに、あえて、デジタルっぽい音がいい!

なんて言われてしまったら、もう、ギターを弾くという行為自体が無になってしまいますね。

趣味でギターを弾く人が辞めてしまう理由

たとえば、昔のロックミュージシャンにあこがれて、ギターを趣味で始める人が居たとします。

ほぼ確実に「つまらない!」と、思って辞めてしまうことでしょう。。

その理由は実に単純なことなのです。

ギターを弾く人にとって良くなった環境

  • 安いギターでもちゃんとした音が出る!
  • 安いアンプでもちゃんとした音が出る
  • 安いエフェクターでもちゃんとした音が出る
  • 機材の紹介をするYouTubeがたくさんある。
  • 好きなアーティストの機材をすぐに調べられる!

それでも、ギターを辞めてしまう理由

  • アーティストやYouTubeで真似している人みたいな音が出せない!
  • ギターソロがうまく弾けなくて練習する気が起きない!

簡単にいえば、

好きなアーティストと全く同じ機材を買って使って、YouTubeで自慢して演奏している人はちゃんと弾けるのですが、それと同じようにひこうと思うと、どうやっても同じようにできない!

  • ギターが悪い?
  • アンプが悪い?
  • エフェクターが悪い?

全てを全く同じにしないと同じような音が出せないと思ってしまうと、、、、

莫大なお金がかかる!!

だいたい、こう思って辞めてしまう人が多数いると思います。

だって、コピーしたいアーティストごとに機材を揃えるなんて大富豪じゃない限り無理ですし、そんなの音楽動画を見て楽しんだほうがいいですね。

ほとんどの人はかっこいいギターソロを弾きたい!

まあ、ほとんどの人は歌手が歌っている時のバッキングやリフなどの伴奏中のギターフレーズを弾きたいと思ったら、練習すれば、簡単に真似できると思います。

ここで挫折する人はレアです。

しかし、ギターを趣味で弾きたい人はイントロや間奏のギターソロをかっこよく弾きたいのです。

でもそれが、できないのです!

ぜったいにできないのです!

昔はまだ、スタジオにいったり、家でも大きなアンプで迷惑構わず弾いていたからです。

これが、PCからギターの音を心地よい程度の大きさで出しながらギターソロをひこうと思っても、あまりにも音が貧素でつまらないと思って辞めてしまうのです。

練習なんてしたくありません。

楽しいから弾いてしまう。

それだけがうまくなる理由です。

現代のギターを弾く人が最初にぶつかる壁

  • アンプシュミレーター
  • デジタルエフェクターとアナログエフェクター
  • ギターの種類(レスポール、ストラト、テレキャス、セミアコ、アコギ、シングルコイル、ハムバッカー、トレモロアームの有無、アームアップできるか?フレット数は?)

絵画でも、音楽でも、アナログに追いつこうとするデジタル。

という構図は代わりありません。

高級なデジタル機器であればマシですが、やすいものは本当にひどいものもあります。

遅延が生じたり、音がこもっていたり、、、

そういうことが普通にあります。

まず、最初に考えないとならないのがギターの演奏環境です。

  • アナログでつないでPCに統合するか?
  • マルチな機能を備えたアンプを数万円払って買ってPCにつなぐか?

PCにつなぐというのは、やはり、現代の最重要課題です。

手のひらサイズの小さい小さいアンプなら部屋でも鳴らせるか?

といいますが、やはり、なんか、違いますね。

最終的に、どこかでハードウェアかソフトウェアでアンプシュミレーターが必要となってきます。

VOXのアンプラグでも十分にアンプ感があっていいと思います。これが最安のものだと思います。

アナログ回路というのが素晴らしいです。

あとは、PCソフトウェアの無償版のアンプシュミレーターがあります。

オーディオデバイスというものを買って、USB経由でギタープラグを刺して、認識させる必要があります。

遅延や音質に関しては、それぞれのソフトによるところです。

エフェクターはアナログに軍配が上がります。

そして、デジタルはその音を模倣したものです。

ギターソロ、つまり、1,2,3弦の単音が、どんなに歪ませても心地よいサウンドにならない!

アンプもエフェクターもPC環境も揃った人ならば、

4,5,6弦を3個所おさえて弾くと、確実に

おお、いいー!

本物みたい!

という感じで満足できるでしょう。

しかし、なぜか、1,2,3弦の単音がいい感じの音にならないのです。

1弦に向かって細くなればなるほど、音が細い、エフェクトのかかっていない、小さいつまらない音になる。

ギターが悪いんだ!

自分の持っているギターは、本物のレスポールやフェンダーじゃない、偽物の安いギターだから!!

なんていうのは、ほんとうに間違いです。

まず、

6弦でも歪ませた音が出る状態から、ギター本体のVOLつまみを絞っていってみましょう。

すると、歪が小さくなります。

ほとんど、歪んでないようにも聞こえます。

歪ませるエフェクターというのは、本来は良くないもので、キレイな音というのはサイン、コサインの正弦波の形をしています。

それをアンプやプリアンプなどで増幅させるときに、電気回路の限界を超えて増幅させてしまった時、

波形が崩れてしまい、音が潰れて破綻してしまった状態のことを歪ませると呼んでいます。

歪ませて喜んでるなんて、ロックギターやベースだけです。

高級アンプから流れる音楽が歪んだ音だったら大問題ですよね?

ところで、

歪ませる=増幅させる=ブーストさせる!

と、考えていいと思います。最近はブースター、ブースターなんて言い出す人が増えたような気がします。

でも、結局、オーバードライブをブースターとよんだり、クリアトーンブースターのことを言ったり、コンプレッサーのことをいったり、音量を上げるだけのエフェクターをブースターと呼んだり、もうさっぱりわけがわかりませんね。

さきほど、

6弦でも歪ませた音が出る状態から、ギター本体のVOLつまみを絞っていってみましょう。

すると、歪が小さくなります。

ほとんど、歪んでないようにも聞こえます。

と、いいましたが、1,2,3弦などの細い、高音にはあまりエフェクトがかかってないことがソロの単音引きをつまらなくさせている原因です。

ギターはアンプに繋ぐ前の状態で、6弦から1弦に向かってどんどんヴォリュームが小さくなっていきます。

1弦にいくほど、弦が細くて、固く張られた状態になっていくので当然です。

すると、さきほどもいいましたが、

VOLが小さいと歪まない!!

VOLが小さいと弾いてもつまらない!!

ということになってしまいます。

それを解決するのは単純です。

低音をおさえて、1,2,3弦などの細い高音の弦のボリュームを引き上げてやる!

だけです。

やることは、以下のようなことです。

  • ピックアップの高さ調整(6弦側を下げて1弦側を高くする)
  • イコライザー(エフェクター)で調整
  • ワウペダル、固定ワウで調整
  • コンプレッサー/サスティナーで大きな音を抑えて調整
  • 高音を狙ってブーストできるブースターエフェクター

これで、高音の単音弾きが面白くなることでしょう。

音質が違っても、いろいろなアーティストのソロをコピーしよう!

という気持ちになれるはずです。

そもそも、どでかいギターアンプの前に立って弾いていれば、スピーカーから出た音がギターの弦とボディを振動させていき、高音弦でもどんどん増幅されるのです。

マイクをスピーカーに向けて音量を大きくするとハウリングするのと同じことです。

それが出来ない!

わけです。

家でギターを弾くときには。。

ヘッドフォンをしていても、この効果は得られません。

ギターソロを弾くときに気をつけるポイントとして、他には、

  • ギターの生音で高音がちゃんと長くなり続けるギターか?
  • 弦高を弾きやすい高さまで下げるように調節すること

トレモロアームが欲しい!

ストラトのようなアームダウンだけじゃなくてアームアップもしたい。

リアはハムバッカーピックアップがいい。

などと考えていると、選択肢は狭まっていきます。

よく、テクニカルな速弾きに拘る人は、ハムバッカーで24フレット、アームアップもできるタイプのブリッジのギターを使いますが、

ヴァン・ヘイレンのように弾きたい!

という気持ちはわかります。

ただ、このなかでアームアップできる!というのと、24フレットまで付いているというのは、ギターの音がギターの木のボディ全体を震わせてなり続けている時間が短くなりがちです。

音も小さいので、エフェクターをかけてもノリが悪いのです。だから、高音だけをブーストしまくってから弾いているわけです。

そういうテクニカルなギタリストはギター以外の機材も注目しないと同じような音が出せません。

ギターの種類は、

  • レスポール、ストラト、テレキャス、セミアコ、アコギ、クラシックギターなのか?
  • シングルコイル、ハムバッカーなのか?
  • EMGなどのようにアクティブピックアップを使うのか?

トレモロアームの有無は大きいでしょう。最初にトレモロアームなしのギターを買う人は勇気がいりますが、

それだけ、ギターと弦が密着しているということになるので、高音の鳴り方もよくなって、結果的にソロがひきやすかったりします。

楽しくなければ意味がありません。

アームダウンのところだけ飛ばしても、別にそのアーティストのバンドに加入したわけじゃないのですから。。。

アームアップできるか?

といういことを気にすると、かなり、音の鳴りは不利になってきます。

同様に、フレット数が24フレットまでほしいと言うと、良く鳴るギターはさらに絞られてきます。

そんな感じで割り切りが必要です。

ギター本体なんて、モノマネの安いギターで十分です。

音はほとんど変わりません。

もっと他に考えるべきことがたくさんあります。

ただ、レスポールの音、ストラトの音、テレキャスの音、アコギの音、セミアコの音、、

なんていうのは別物になりますから、コピーしたいアーティストがいたら、

その人の使っているタイプの安いギターでいいですから、合わせておいたほうがいいとは思います。

若い人が遊びでやってみて上手くいってのめり込んでしまう。。。

今は、スターになることは難しいですが、

YouTubeで好きなだけ発信できますから、上手く行けばお金を稼げるチャンスはあるかもしれません。

そういう未来の人に期待して、

簡単な最初に知っておくべきことをまとめてみました。

なかなか、これを全部教えてくれる人はYouTubeでもあまりいません。でも、1つ1つの情報はYouTubeにありますから、ありがたいものです。

昔はバンド仲間が教えてくれる情報が貴重な情報源でしたから。

それに比べれば、ほんとうにいい時代なはずです。

ミュージシャンになれば、お金持ちになれるか?

ミュージシャンになってお金持ちになる人が現れれば、また、それを目指して音楽を演奏する人が増えると思います。

人類にとって数少ない娯楽の1つである、音楽演奏、

地球人が少しでも長い将来、文化的な生活を続けていきたいならぜひ忘れないで欲しいものです。

でも、

現在の戸建て住宅は、断熱気密防音が基本になっていますから、

もしかしたら、また、部屋で大きいアンプでガンガンギターを弾ける時代がくるかもしれません。

スウェーデンハウスは、「部屋で楽器が弾けますよ!」と、営業マンが言ってました。

正直、楽器演奏は金持ちの遊びなのか、、、

と、悲しい気持ちになってしまいますね。

大丈夫です。

スウェーデンハウスに住んでる友達をドラムに誘い入れて、家にドラムセットをおいてしまいましょう。

うちの親戚の家にもなぜか、リビングにドラムが置いてあって、レスポールのギターまでおいてあって、

普通の古い家なのに、どうしてこんなのができるのだろう?

昔は、寛大な時代だったのでしょう。。



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