23区とタワマンと電車はどれだけ詰め込めるかが勝負!
鉄道でも高層団地でもできるだけ詰め込んだほうが儲かるはずです。
当たり前のことだと思います。
では誰がどうして詰め込んでいるのでしょうか?
それは、やはり利益を上げたい企業ができるだけ詰め込んでいるといえるでしょう。
すると、東京23区にこれだけ詰め込んだのは一体誰がおこなったのでしょうか?
それは23区にお金が入ってくる、税収が入ってくる自治体だと思わざる得ないでしょう。
たとえば、、
低層住宅街と中国の地方都心にあるようなタワー型団地がびっしり建っている都市ではどちらが税収がいいか?
と想像してみると、
やはり、田園調布は高級で固定資産税も高いですが、50階建てのマンションが道路以外びっしり建っている街のほうが固定資産税が多くなるでしょう。
これは誰でも分かることです。
これが20年後に子供が大きく育って、親が引退したときどうなるか?
果たして仕事はあるのか?
ということが最大の問題です。
仕事がなければ自治体は持続できません。
むしろ、保護しないとならないということでは負担が増えるだけです。
たとえば、中国にある50万人が住むタワー型団地が20年後にどうなっているか?
子供は巣立って、老後を迎える親世帯がいるだけのマンション群が残るのです。
さらに、老朽化したマンションという問題があります。
日本で作られたマンションは20年くらいは平気ですが、タワー型マンションは40年が大きな区切りとなっているようで、それなりに大きなメンテができないともちません。
さて、どうするんでしょうか?
高齢で年金ぐらしの親世帯だけが住んでいるタワー型マンションが維持できるのでしょうか?
いや、高齢になったら売る!
という人が多いでしょう
老後は田舎でゆったり暮らすというでしょう。
世帯年収1500万必要なほどの35年ローンを組んでおいて、それだけ余裕があるのでしょうか?
人はなぜこんなにまで無理をして家を買う必要があるのでしょう?
ただただ、びっしり、密集して住むためだけに頑張っているようです。
自ら進んで満員電車に乗っているんですからいいんでしょう。
そういう人だけが住めばいい。それが23区というのでしょうか?
詰め込めるだけ詰め込んだ後は高みの見物が最高の贅沢!?
低地の平野部にできる限りの家と人を詰め込んだ後は、高いところから城下町を見物するのが領主の一番幸せなときです。
それを疑似体験するためにタワマンの上の方が大人気となっているのです。
もう大盛況で5割くらい高いんじゃないんでしょうか?
まあ、同じタワマンで1階の人が街人で最上階の住人が御殿様ではないので、同じようにマンション自治の仕事が回ってきます。
そこで、最上階の人は仕事が回ってくる頻度が少ないとか?
あればいいですが、やはり平等という前提で作られているはずでしょう。
税金が優遇されていましたが、等しく課税されるようになりました。
本当の所有者は街の高台に居を構えて、街を見下ろす大豪邸を建てます。
ギリシヤの町並みを見下ろす山の上にお城のような家を建てるわけです。
ギリシヤの街が1つ欲しい。
自分のものにしたい。
どうやったら自分の所有物になるのかはよくわかりませんが、日本で言えば、たしかに23区あたりの土地を1人で買い漁っていた人がいましたが、実際に買って持っていても、何ら意味がありません。
転売しないと無駄な空き地です。
賃貸では人は所有欲を満たせないのであまり高い値段は払いません。
人生かけた35年夫婦共有の住宅ローンなんて恐ろしいことをしないでしょう。
どうするんでしょうね?
亀裂が入ったら?
タワマンじゃなくて、夫婦の方にです。
でも、23区の土地に所有者という概念があれば、それは東京都の所有物でしょう。
そこで登記簿に書かれた所有権があるという人は固定資産税を納税する義務があるだけです。あとは家を建てて住んでてもいいよ。というだけです。
それを所有者といえるのでしょうか?
本当の勝者は東京都のような気がします。いや、そうでしょう。
我々は土地を買っても地球の裏側までつながるようなトンネルを掘るわけでもないので、あまりメリットはありません。使用する権利を買っているだけです。
こうなってくると、できるかぎり詰め込んだ方が所有者の方は嬉しいのではないでしょうか?
でもここは、民主主義です。
東京都の税収が増えたところで、都知事の部屋や都庁ビルがようやく新しく建て替えられるというだけの幸福感しかありません。
個人のものになるということはないのです。
都庁がきれいになったからといって、嬉しいでしょうか?
それよりは高台の上に少し大きい家がほしいですね。