目次
- 1 オーストリアのハルシュタット(Hallstatt)村の住宅は凄いぞ!
- 2 武蔵小杉の会社は自社ビル売ってタワマンに建て替えたほうが儲かるんじゃないんでしょうかね。
- 3 ニュージーランドのオフグリッドな生活をする人たち
- 4 ドイツのローテンブルク(Rothenburg)村の住宅は凄いぞ!
- 5 駒沢公園でタワマンを転売して儲ける方法はないか??
- 6 やっぱり、マイアミの高級住宅は凄いぞ!
- 7 国際金融都市の真打ちは東京ではなくインドのGujarat(グジャラート)州のGandhinagar(ガンディナガル)地区のGIFTシティー
- 8 人間たちの所業を記録するのがカメラの正しい使い方!?
- 9 スイスのヴェンゲン(Wengen)の住宅は凄いぞ!
- 10 高級住宅地となる条件は?海や川から1kmくらいの丘の上の整備された区画の土地
- 11 なぜ、世田谷区が住みたい区ランキングナンバー1なのか?
- 12 ポルトガルのモンサント(Monsanto)村の住宅は凄いぞ!
- 13 鎌倉に住みたいですか??ここに住んだ気分を味わいたいならビジネスホテルに宿泊してみればわかります。
- 14 「街を写す」とは?
- 15 日本最古の分譲マンションは63年しか経っていない。そのうち25年は建て替えのための承認集めの時間。
- 16 23区とタワマンと電車はどれだけ詰め込めるかが勝負!
- 17 「移民がいっぱい来てもいい?」日本のシンガポール「みなとみらい」のタワマンを買って転売したら儲かる?
- 18 金だけじゃない、キングプロテアが生産されている国は南アフリカ!
- 19 【もう無理!魚食文化が滅びる】日本は全面釣り禁止になる未来しか見えない!?
- 20 イタリアのポジターノ(Positano)の住宅は凄いぞ!
- 21 スマートシティーやスーパーシティーってどんな街なの?モデル街を見てみたい。
オーストリアのハルシュタット(Hallstatt)村の住宅は凄いぞ!
孤高なお金持ちが好みそうな街ですね。
いわゆる庶民が住んでる街とは違いそうです。
オーストリアのハルシュタット(Hallstatt)村の住宅の特徴
まさに、山の中の村という感じの場所です。
日本の高原のきれいな別荘地やスキーリゾートの夏場の姿のようにも見えます。
違うのは、日本のような煩雑さと看板がないことです。
自然をメインとしている観光地です。
新しい建物は、色とりどりに塗り壁の上にペイントされています。RC造と木造の混合構造なのかもしれません。
古くからある建物は木の板張りの木造建築がメインのようです。山の中の村といういこともあって木材が豊富なため自然とこのような建築様式となったのでしょう。
建物はどういう作りが優れているか?
というよりは、その土地で容易に手に入る資材でつくるものだということがよくわかります。
気が生えていない岩山であれば石積みの家になるのは当然です。
日本が岩山だらけじゃなくて幸いでした。
年に何回も倒壊していたのでは住めたものではありません。おそらく、日本の文明は相当おくれていたはずです。
適度な緯度と雨の多い気候であるから、木が育つのです。森ができるのです。
ハルシュタット(Hallstatt)の建物から探る住宅デザインについて
ハルシュタット(Hallstatt)の建物は日本でも大いに参考になると思います。
基本的に日本で従来から存在した工法と同じような木造による建築で屋根は薄い瓦を葺いてあります。
これなら日本でも似たような建売住宅があるような気がします。
おそらく、昭和初期の建売住宅ではこのような木の板張りの建売が多かったことでしょう。
建売という形式が存在したかはわかりませんが、木の板張りの家は日本ではもうほとんど見かけることはありません。
見た目が古くなってしまうことが原因です。
街の様子が近代的になっていくと、森がなくなり、石とガラスの高層ビルが増えます。
こうなってくると、木の経年劣化したものを風合いとして見れなくなってくるのです。
森の中であればそういう傷んだ板張りの壁も味があっていいのですが。。
現代では、木の板を模倣したサイディングが登場しています。
結構近い感じになっています。
さらに木の板に色を塗って、黒とか茶色などの木の板を再現しています。これによって、少し高級な建売では板張り風の外壁が登場しています。
ハルシュタット(Hallstatt)の建物のように屋根が大きく軒下が広い家は建売ではもう見かけません。
木の外壁を守るために容積率を犠牲にしてまで建てるのです。
現代の建売住宅ではこのような余裕はありません。
お金持ちの注文住宅に見られる様式です。
しかし、今の日本では、経年劣化で真っ黒になった杉板の壁なんて放置された空き家くらいでしか見られません。
もし、オーストリア風建売団地を作るなら、高級、富裕層向けに、やはり郊外の自然豊かなエリアに作るのがいいかもしれません。