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交通量の多い道路の交差点近くの建売の駐車場は停めにくいけど説明なんてなかった!
建売住宅を買う時に駐車場が付いているか、また 駐車場は何台までとめられるか、そういうことはよく不動産屋に聞くと思います。
大抵の場合は不動産屋は資料に書いてある数字を見てそのまま答えます。
しかし、買ってみてから聞いていたのと違う、おかしいな、こんなはずじゃなかった!ということが多々あります。
下手をするとほとんど使い物にならないくらいとめにくい駐車場があったりします。
交差点近くの駐車場はとても停めにくい
車を運転したことがある人なら誰でもわかると思いますが、交差点の近くはとても車の出し入れが難しいです。
まして、ここがとめにくい形状の駐車場であった場合はほとんど不可能だと気づくはずです。
交差点の近くでは駐停車は禁止されています。それはつまり、そこで車が止まっていたり、何かをしていると非常に交通の妨げになるからです。
そんな大事な場所で車を出したり入れたりしながら車庫の中で正しい位置に車を揃えることは非常に難しいことです。
冷静に考えればまず見落とさないポイントだと思うのですが、 不動産を買うという場面においてはついつい緊張していて忘れてしまうものです。
不動産屋で説明なんてなかったけど、、
おそらく、皆不動産屋でそんなことは 説明されなかったけどこれは騙されたのかと憤慨するかもしれません。
しかし不動産屋があえて都合の悪いことを言わないようにして売ってしまおうと考えたからなのでしょうか。
必ずしもそうとは言い切れません。
都合の悪いことは言わないようにするというのはどの世界でも当たり前です。
お客さんも自分で都合が悪いことは絶対に言わないでしょう。
例えば地図を見ただけで交差点の近くであるということははっきりしているわけです。
ですから、もしその道が交通量が多かったとすればその駐車場はとても止めにくいということが分かります。
しかし地図からだけでは交通量がどれぐらいあるかはよく分かりません。
それに下手をしたらバス通りなどの大きな通りに面しているお家は全て駐車が非常に難しくなってくると言えるわけです。
そういう家と交差点を比べると、どちらが難しいかというのは 一概に言うことができません。
つまり、比較対象がないので駐車が難しいとも簡単とも言えないのです。
例えば 非常に 交通量の多い国道で信号が赤になった瞬間にだけ止めることができる駐車場があっても、それを難しいとは思わない人もいるかもしれません。
普通に停められると思って買ったのに?損した!
普通に止められると思っていたのに実は普通に止められなくて 非常に難しいということが後になって分かった場合は騙されたと思うかもしれません。
損をしたかどうかという意味では確実に損をしました。
でもそれは自分の調査 不足や想像力不足、何も考えずに決めてしまったということが原因になっているのです。
買ってから 悔やんでも 仕方がありません。自業自得です。
ですから、ネットなどでこのように買う前に見れるように情報を提供しているところがあるのです。
交通量が多いともう、どうしようもできない!
さて、このような交差点近くの駐車場を買ってしまったからと言って全てが終わりだというわけではありません。
例えば 田舎の方では、ほとんど車が通ることがなく全く気にならないということもあるでしょう。
また、朝の通勤時間帯や夕方の帰宅ラッシュを除けばほとんど車が通らないという場合は、その時間帯を避けて車を出し入れすることで 回避することができます。
しかしながら、通勤時間帯中に車を出さないということは、つまり、日中や休みの日にしか車を乗らないという使い方をする人だけができることです。
車を仕事で使ったり、車で通勤しようという人がそのような 駐車場の建売住宅を選んでしまった場合はもうおしまいだ と言えるでしょう。
どんな裏技があったとしても結局のところ、交通量が多い場合はもうどうすることもできません。
それが交差点の宿命だからです。
でも、いい土地とはどういう土地 かというと必ずと言っていいほど 角地が挙げられます。
つまり、交差点の土地です。
そのような土地に建てた家は必ず交差点近くに駐車場の出入り口があるということになります。
でも、みんな角地を選びます。
これはなぜなんでしょうか?
だいたい、角地にこだわるような住宅地の場合は 造成されて綺麗に整形された四角いマス目状の土地になっています。
このような住宅地では住んでいる人しか通ることがありません。
そのような交差点においてはほとんど車が通らないので駐車をするのに難しいといったことはないのでしょう。
交差点近くの方がむしろいい!
という例です。このような事があるので不動産屋が停めにくいか停めやすいかということを地図だけから言うのはリスクがあります。
建売だから仕方ない!?
建売 だから仕方がないかといえば、確かに建売だから仕方がないのでしょう。
建売じゃない場合というのは注文住宅 になるのですが、何が違うのでしょう?
それは、土地を見ながらどのようにしたら使いやすいかと考えながら設計するからたてる前にあらかじめどれぐらい駐車が難しいかが想像できるからです。
設計する前に 現地に行って交通量がどれぐらい多いかを見ることもできるでしょう。
あらかじめ、交通量の多い交差点だと分かっていれば車の出し入れがやりやすいような位置に車庫の入り口を設計することでしょう。
また、車庫の入り口を変えるのは難しくても入り口の広さを広く取ることによって交通量の多い交差点でも出入れがしやすいようにできることでしょう。
ただこれが 建売住宅の駐車場だった場合は 話が違ってくるかもしれません。
すでに出来上がっているものを見て購入を決めているわけです。
自分の目で見て道路の状況や駐車場の出し入れのしやすさなどを判断できる時間があったはずです。
また、建売住宅で多いのが旗竿地になっている駐車場です。
このような 駐車場の場合には3M以下の幅しかありません。
下手をすると2mくらいしかないケースもあるでしょう。
そのような駐車場で交通量の多い交差点の近くで車を出し入れすることは不可能です。
注文住宅の角地であれば、駐車場の入口を広く取ることで停めやすくすることもできたでしょう。