風呂の窓を開けて入る家は近所迷惑!?


風呂の窓を開けて入る家は近所迷惑!?

いまだに風呂の窓を開けてカラカラプラ音を立てて風呂桶の蓋を落としてがらがらガッシャーンと騒音を近所に垂れ流していても、暑いから!という強い信念に基づいて継続しているツワモノ家庭がいるようですが、実はそれ無駄なことです。

知らないようですが、それは近所迷惑でしかなく、意味がある行為とは言えません。

全く風呂の暑さは緩和されません。

だったら、お湯の温度やシャワーを冷たくしてください。

住宅街で風呂の窓を開けるのはなんのため?

住宅街のような景色の悪い風呂で窓を開けるのはどういう理由からなのでしょうか?

それはおそらく景色を見たいという願望からではなく、ただ単に夏場で暑くて耐えられないから窓を開けて少しでも風呂場の気温を下げようという魂胆なのだと思います。

こんな無駄なことをしても全く意味がないということに気がついていないようです。

おそらく風呂場の室内気温だけが多少外の気温に近くなって涼しくなるかもしれません。

そうすることによって露天風呂のようにお湯だけあったかくて気温が少し低いという状態になるのかと想像するのでしょう。

実際に窓を閉めっぱなしにして換気扇をつけた状態で風呂に入っても気温がお湯の温度ほど上がることはありません。

ただやはり窓を開けない時に比べると若干気温は高いかもしれません。

おそらく何が嫌かというと風呂から出たすぐ後にいきなり汗をかいてしまうのが嫌だったりするのでしょう。

しかしそれはただ単に感覚の問題であって、なんとなく暑い風呂から上がって涼しい感じを感じたいのに、風呂から上がったのにまだお湯の中にいるかのようなモアッとした気温になっているのが嫌なだけだと思います。

実際に汗をかくかといえば、風呂に入っている時点でお湯の中に使っている時点から汗はもう気づかないだけでどんどんと出ているのです。

お湯なのか汗なのかよくわからない状態でどんどんと汗が噴き出しているのです。

それを風呂上りにせっかく風呂に入ったのにまたすぐに汗が出てしまったから嫌な感じがすると言っているだけなのです。

すでに風呂に入ってる時から汗まみれになっているのです。

しかしそんなことも気づかずにまるで風呂から上がったら突然汗が溢れ出たよかのように思い込んでいるところがまた滑稽なところです。

浴槽の熱いお湯に使っている時の方が風呂から出る時よりもよっぽど汗をかいているのですまるなぜなら暑いからです。

よく温泉街などでは源泉かけ流しなどと言っていい温泉の特徴として看板が出ていますが、そこの店主が言うには新しく入ってくる源泉の量が少ない温泉なんてほとんどが人の汗で温泉と言いつつ他人の汗の中につかっているようなものだと言ってました。

つまり、気がついてないだけでそれだけ大量の汗をかいているのです。

そこまで考えればお分かりだと思いますが、風呂から上がって汗が噴き出すというのはただ単にお湯を拭き取って汗だけが出ているのが見えるから汗をかいているように見えるだけなのです。

それは拭き取ればいいだけの話で自分の汗が汚いと感じるようであればそれは人間として、機能的に何かおかしなことになってる状態だと言えます。

人間にとって最も良い化粧水や美容液は自分の汗だという考え方もあります。

ですから風呂上がりに汗をかいたら汚いなんて言う考え方自体がナンセンスだということです。

昔の風呂には換気扇が付いてなかった

ところでなんとなく昔の家では風呂の窓を開けて風呂に入っている姿がイメージされます。

実際、江戸時代なんかは窓ガラスなんかなかったはずですし漫画のイメージからしてもいつも窓が開いているという様子が描かれています。

なんとなく、昭和の風呂といえば窓が開いているというのが基本でしょう。

そして誰か不審な人が出てきて入っている人が叫び声を上げるというシーンがよくありました。

では、昭和時代の人はみんなこのような非効率的な考え方をして窓を開けていたのでしょうか?

昔の人がそんなにみんなして何も考えられない人だったと思いません。

実は昔の風呂には換気扇がついていないものが結構あったのです。

ですから、今でも実家では風呂場に換気扇がついていなかったけど今住んでいる家には換気扇がついているという体験をしている人も結構いるかと思います。

これは中年以降の人じゃないと共感できないことかもしれません。

そんな換気扇のついていないような風呂に入る時はやはり窓を開けないととても耐えられないという状況になりました。

また、風呂場の中が完全な防水仕様になっていなかったりしたのです。

風呂を沸かしたら風呂の湯気で風呂場の壁や天井などがたちまち結露して水が滴ってるような状態になってしまうのです。

昔は今のような優れた天井や壁材がなかったのでそのままにしておくとカビが発生してしまったり壁や天井が腐ってしまうというとても脆弱な作りをしていました。

ですから、風呂を沸かす時には風呂の蓋をして風呂に入る時だけ風呂の蓋を開けるのでする。

そして、素早く風呂に入ってまた閉めるということによって風呂場の壁や天井に着く結露を最小限に抑えてなるべくカビが生えたり腐ったりしないように気をつけたものです。

こういう状況ですと、風呂場の窓は入っている時は人目が気になるので少しだけ開ける感じで中の湯気を外へ逃がしていました。

普段は窓を全開にして風呂場の中を乾かしていました。

これが昔の家が風呂場の窓を開けていた理由です。

このように風呂の蓋も風呂の窓も現在の住宅においては必ずしも必要なものではないと言えます。

現在では風呂の蓋は風呂のお湯が冷めないように入っていない時は閉めておくというのが一般的ですが、現在のテクノロジーによって重たくてパパパパと音が鳴るようなプラスチックの頑丈な蓋が必要ではなくなっています。

保温性のあるシートをお湯の上に浮かべているだけで十分に保温が可能になっています。

つまり、現代でも風呂に入る時に風呂の窓開けている人は昭和時代の昔の記憶が抜けていないのか、もしくはタイムスリップでもしてきたのかよくわからない理由によって昔の習慣を続けているのように感じます。

窓を締めて換気扇を付けたほうが空気が入れ替わる

現在の住宅においては換気扇は全て計算された換気量を満たすだけの十分な大きさのものが設置されるようになっています。

風呂場であれば風呂場の湯気を完全に外に追い出して風呂場が腐らないようにするだけの十分な強さの換気扇がついているのです。

ですから、換気扇さえつけておけば窓を完全に閉めておいても結露したり腐ったりということを過度に心配する必要はないのです。

換気扇をつけた時は窓を閉めた方が換気が計算されたように行われます。

つまりそれは風呂の窓を開けていると外の空気を吸い込んで風呂の外に出しますが風呂の窓を閉めた状態で換気扇をつけると家の中の空気を風呂場に引き込んで外に出します。

この時室内で冷房がついていれば非常に快適で冷たい風が風呂場に入ってくるわけです。

これだけでも非常に快適な風呂場の室温になるのですがこれでもまだ風呂場の窓を開けて風呂に入りますか?

あなたが今までいかに意味のないことをしていたかがよくわかっていただけたと思います。

あえて涼しい空気を取り込まずに外の暑い空気を窓から入れて汗だくになって喜んでいるだけのことなのです。

暑いときは窓を締めて部屋の冷房を付けたほうがいい

もし電気代がもったいなくて冷房が使えないという家庭はあるかもしれませんが、現在の進歩した断熱材がついて換気扇も計算されたものが付いているような戸建て住宅に住んでいるような家庭であれば冷房代を節約するという考えはあまりにも浅はかだと思います。

エアコンによって冷房する時にかかる電気代は本当に少しだけです。

沖縄などの熱い県でなければ冷房を使うのは1年にほんの2、3ヶ月程度のことです。

しかも室温は28°cとか29°cぐらいでも十分に冷えていると感じられるので外気温との差から考えれば少しだけのエネルギーで済むはずです。

エアコンは外気温との温度差によって必要な電気代は大きく変わってきます。

夏場ですと冷房を使ってもせいぜい外気温から-5°cから-10度すれば十分に冷えてると感じますが冬場は外気温が氷点下ぐらいになっているところから室温を25°cぐらいにあげようというのですから冷房にかかる電気代がいかに安いかが分かってもらえると思います。

エアコンの冷房も換気扇の電気代ももったいないと思う人は家なんか手放した方がいい!

もし賃貸でなく現代風の戸建て住宅に住んでいてエアコンの冷房代がもったいないと感じるようでしたらそれはもう生活が破綻しているのかもしれません。

それぐらい少しのことを許容できないのであれば戸建て住宅を所有して維持しているなんていうのは無茶なことなのかもしれません。

ましてや換気扇の電気代がもったいないと言って切ってしまうのは全くのナンセンスです。

夏場の電気代なんて本当に気にしても仕方がない程度のものですし逆に換気扇を切ることによって家が結露によって早くダメになるという非常に重大な問題を引き起こしてしまいます。

もし住んでいる家が10年ぐらいで腐ってしまって構造材の部分の木材から直さないともう住めないという状態になったら、本当に嫌ですよね?

修理するとしても何百万以上かかって、もう直すよりも他へ引っ越した方がいいという次元のダメージを受けます。

こんな節約にもならず苦痛を味わうだけで、近所迷惑になるような風呂の窓を開けて入るという無駄なことはいち早くやめるべきだと思います。

そうは言ってもこれが理解できる人はほとんどいないことでしょう。

消費者はこういう感じの知識量なので住宅関連でぼったくりが横行するのも無理もないことかと思います。

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