高級住宅地となる条件は?海や川から1kmくらいの丘の上の整備された区画の土地
高級住宅地とはどういう所が高級住宅地となるのでしょうか?
東急電鉄が開発した住宅街だから?
著名人が住んでいたから?
半分は合っていますが、ある条件があることがわかりました。
もし、高級住宅街の条件が分かれば、安いうちに買って住んでおくと将来売るときに、売れずに困る負の遺産となることを避けられることでしょう。
本来、人は川の近くに住んでいた
昔の人はどこへ住んでいたでしょう?
やはり、川の近くに住んでいたと考えられます。日本ではいたるところに川があったので特に苦労することもなくどこでもすぐ近くに湧き水からできた小川があったはずです。
湧き水はどこに湧くか?
といえば、谷になります。山に降った雨は必ず谷で染み出して沢となって小川となって川となっていきます。
沢のような湧き出した水に近いものほどきれいな清浄な水が手に入ることになります。
つまり、昔の日本においては、人は谷の周辺に住んでいたことになります。
そして、それを谷戸とよんだりしています。
今でも昔の集落が残る跡地を〇〇谷戸という名称で残しておいて、市民の憩いの場にしているところが結構あると思います。
まさにそこに人が住んで田んぼを作って生きてきたのです。
つまり、日本では、水と人の生活は切り離せないものとなっていたのです。
世界中どこでもそうです。
人間が水を飲まないといけない生き物である限り同じなのです。
フルーツのようなものだけを食べている動物のような生き方はできないといえるでしょう。
砂漠であっても飲水が必要なのです。
長い船旅であっても飲水が必要なのです。
これが人間の知恵や文化を発展させたといってもいいでしょう。
水道が整備されて住める土地が広がった
水道というのは今では当たり前になっています。
もちろん、日本でのことです。
それでも、日本で井戸水しか使えないエリアもあります。
大変です。
下水はどうするのでしょうか?浄化槽で浄化して自然散水でしょうか?
そうなると、自分の下水がまたいつか、自分が飲む井戸の水に変わるわけです。
なかなか、気を使います。
さて、水道の歴史は意外と浅いです。
ですから、日本では調べてみればわかりますが、近代です。
それまでは井戸水や沢の水を飲むのが主流だったことでしょう。
そうなると、川や沢のある谷から離れられないことがわかります。
ましてや眺めの良い丘の上で、沢や井戸が見つけられるでしょうか?
いや、無理ですね。
でも、今では、〇〇ヒルズというように、丘の上に住むことがステータスとなっています。
水道ができたからこそ、こういった場所にも住めるようになったのです。
電気が整備されて丘の上に水を汲み上げることができるようになった
さらにいうと、水道の水は落差を利用して放出しているわけです。
それはつまり、丘の上の家に水を運ぶには現代の水道をもってしても、一度高いところへくみ上げてためておかないといけないのです。
この水くみのような仕事を人力で行うことができたかというと、それは無理ですね。
永久機関のようなものができれば、古代の文明でも作れたかもしれませんが、それは発見されていないのでまず、無理でしょう。
やはり、電気の力でモーターを回して水を汲み上げるのです。
エンジン式のタービンもあったでしょうが、やはり、電気とモーターが登場してからのことです。
そうなると、モーターが使われるようになってから、丘の上にも水道が敷けるようになったといえるでしょう。
本当に最近の話ですね。
丘の上にお金持ちが住むというのは、家来に水を運ばせることができたからではなく、電気が普及してモーターで貯水タンクまで組み上げられたからですね。
マンションは屋上に貯水タンクがあってそこにくみ上げてから、重力に任せて水道へ水を流します。
現在では、貯水槽を使わずに増圧ポンプを使って、上の階に水を押し出している方式が広まっています。
人にとって海や川は癒やしの空間
このような経緯からも分かるように、人間にとって水は生きていくために必要な第一条件といっていいくらいに必須のものなのです。
ですから、本能的に水を見ると心が落ち着くというのか、安心できるのかもしれません。
海を見て飲水が確保できたとは思いませんが、海があれば、川もあるのでどこかで水が手に入ることでしょう。また、海の近くは雨が多いのでどこかしらに水が溜まっているものです。
いや、それよりも、海抜が低いということですので、周りの山地に降った雨が必ず、海の周囲の海抜の低いエリアに流れてくるので水が足りなくて困ることはないのです。
現在の海抜0メートル地帯をあえて、求めていたのです。
そう言われると納得できますよね?
なぜ、最大の人口密集地である関東平野から大阪、名古屋、博多、、、全ての都市が、現代人が嫌う地盤のゆるい低地にあるのか?
この謎はすべて分かる気がします。
水を求めて、海の近くの平らな低地までやってきて集まっていったのです。
これが、
水辺に住むのは怖いけど、水辺が見えた方が心が癒やされる!
という相反する矛盾した人間の本能的な欲求の理由を解き明かしてくれます。
近すぎると、洪水の犠牲になる
水辺が近いと怖いという感覚は正解です。
昔の日本は治水工事がなされていませんので、大雨が降ったらあっという間に川が氾濫して洪水の被害がでたことでしょう。
また、逆にこの洪水によって田畑に栄養分が流れ込んでくれるて作物がよく育ったなんていう砂漠の方の話もありますが、日本では洪水の被害は計り知れません。
雨が多い国ですので、洪水にあう回数も半端ないはずです。
ですので、川の近くに住むとほぼ毎年洪水の被害にあうことになります。
江戸時代までは、川の本当にすぐ近くには決して住まないというか、住めないというのが一般的だったことでしょう。
丘の上は景色がいい!
さて、飲水がどうにかなるとして、自分がお金持ちだったとしたら、どういうところに住みたいでしょうか?
それは洪水の被害がなくて、景色の良い場所に住みたいと思うことでしょう。
そう、それは丘の上なのです!
昔のお殿様のように県庁所在地に天守閣を建てて最上階から座って城下町を眺められれば幸いですが、そういう人はめったに居ないので、通常は丘の上に家を建てるか、タワマンの高層階に住むということになります。
ここまでいうと、もう今のタワマンブームが人間のDNAに組み込まれた本能的欲求によって起こっているということがわかります。
ですから、もうどにも止めることはできないのです。
もう、好きに建てていったらいいのです。
それはさておき、お金持ちは、地盤がしっかりして、洪水のリスクのない、丘の上に家を建てたのです。
それが、今では、〇〇ヒルズという高級住宅地となっています。
〇〇が丘、〇〇台という地名も高級住宅地によくあります。
川や緑がないと息苦しい!
人は群れたがるいきものですが、それでも自然を感じられないとどうしても息苦しくなってしまうようです。
家の中にも観葉植物といって緑を置くくらいです。
南側がいい、北向きの家を買ったら心が落ち込んで3年で引っ越したくなった。
マンションの前にマンションが建って景色が見えなくなってしまって、もう生きているのがしんどい。。
というエピソードがあるくらいです。
結局、緑がないとつらいのです。
でも、なぜか、家に植物を一切置かないという人もいます。
そういう人は少ない方でしょう。
多くの人は、自然がほしいと感じるものです。
川や池、公園、山林、せめて、畑や街路樹でも、、
なんでもいいのです。
雑草でも。
自分は緑なんかいらない!
っていう人も実は無意識なだけで、緑がないことで心がどんどん荒んでいっているのかもしれません。
そのうち、動けなくなるかもしれません。
気をつけましょう。
元祖高級住宅地ビバリーヒルズはどうなの?
GoogleMapでビバリーヒルズと打てば即座にあなたを高級住宅地に連れて行ってくれます。
航空写真で見ると、ヒルズというだけあって、丘の上という感じで近くに自然の山があってそこを開拓して造成している感じがします。
ゴルフ場や湖があって自然豊かな感じがしてやはり、アメリカや世界のお金持ちも緑や水が好きなんだなというのがうなづけます。
さすがに、丘の上でカリフォルニアという地理からしても、近くに川がたくさんあるという環境ではないことがわかります。
そこで水辺を求めて、ビバリーヒルズから出て一番近い川の様子を見てみます。
ビバリーヒルズ近くの川の景色
1つ目の川の様子です。川というよりは、水たまり?
雨季になれば川の水も増えるのでしょう。さすが、カリフォルニア!
無骨で河原が全面コンクリート仕上げになっているなんて、さすが、モダン建築の聖地アメリカだけありますな。。
ひび割れは目をつむりましょう。ただ、本当に熱くて雨が少ないのでしょう。土壌部分の街路樹がヤシの木の仲間ですし、雑草が全部枯れているようです。
なんだか、アンドロイドのロボットのマッチョが子供を乗せてバイクでトラックから逃げているような、、、
そんな映像が頭に思い浮かんできます。さすが、カリフォルニア!!
では、別の少し太めの大きい川の方を見てみましょう。。
??
え?
???
始めてみたときはカルチャーショックを受けました。
あれ?
ここビバリーヒルズの近くの癒やしの川のはずだけど、、、
そして、さらに、
ビバリーヒルズからは外れていますが、近くの河原沿いの住宅地の歩道の隅っこにはこういう光景が、、、
日本でも、ブルーシートとかあって、、ハワイもこういう感じで、、、、
いや、あれ?
どうしたんだろう?
なんか、急に胸が苦しくなって、涙があふれてきた、、
くまのぬいぐるみ、、
あああああああああああああ
これが、アメリカの現実なのでしょう。
わかりました。
サンタモニカの海岸から10kmくらいだし、まあ、そっちへ癒やされに行くのでしょう。
ビバリーヒルズからサンタモニカの海岸まで10kmくらいの直線距離に見えますので、みなさんこっちに行くのでしょう。おそらく。
だから、川はいいです。
乾燥地帯だから、仕方ないですね。そこに期待しても仕方ありません。
南国、西海岸を満喫しましょう。
日本でも、河口に近くなるとだいたい、川ものっぺりとして、河原は護岸工事でコンクリートになっているじゃないですか?
だから、それと同じだと思えば、、、
まあ、いいでしょう。
サンタモニカの海沿いの街はいかにも高級リゾートという感じで、大きな敷地に大きな家がたち並んでいます。
さすが、アメリカという感じがします。
ただ、
敷地も大きいし、家も大きいし、道路も大きいし、街路樹もあるんだけど、、
なにかおかしい!?
どうして、こんなに路駐が多いんだ?
あとなんか、街中のどこを見ても道路が傷みすぎじゃないか??
もしかして、財政難の自治体??
と嘆きたくなるような光景が飛び込んでくるのです。
みなさんもぜひ、一度、遊びに行かれるといいかと思います。
ご自身の目で確かめてみてください。
GoogleMapより、1クリックで見に行けます。
これが、、あの、インフラ投資っていうやつですか。。
道路が壊れてて直す必要があるからっていう、、あれですね。。
ちょっと、アメリカの国債発行額を考えると、ぞっとするような気がするんですが。。
これが高級リゾート地です。
比較対象にするのは中国の高層マンション住宅!
やはり、自分は古い人間でした。
今、比較するなら、中国の〇〇集団が建てた超高層マンション住宅郡ですね。
もしくは、〇〇島の高級リゾート地やマレーシアのシンガポール対岸に作った高級リゾート地ですね。
時代錯誤していました。
中国の方でさえ、鬼城と呼ばれているくらいですから。
そっちが今問題になっているわけです。
日本のスキーや温泉リゾート地の方も同様に大変ですが。。
中国の都会ぶりを見れば、普通に日本より高層化が進んでいます。
間違いなく、最先端ですね。
武蔵小杉、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、、、みんな川や海から近くにある
改めて、日本っていいじゃん。
最高じゃん。
と、再認識したわけで、日本の不動産は割安!
なんて、寝言かと思っていたらそうでもないようです。
日本の都会の道路でひび割れなんか滅多に見かけませんし、道路であってもゴミ一つ落ちていません。
早朝に道路を掃除する車が走っていたりします。
さて、
武蔵小杉がヒルズじゃないということはともかくとして、
やはり、これらの有名な高級住宅地の近くには必ず川や海があります。
東京は狭いですから、1~2kmもあれば海まで出れる程度ですので、高台に登れば容易に海が眺望できることでしょう。
武蔵小杉も多摩川にとても近い立地です。
タワマンであれば、上の方は丘の上のような気分が味わえることでしょう。
でも、本当に遠くから見ると、六本木ヒルズと武蔵小杉のタワー郡が並んで見えるのです。
同列の並びのどこかにいることは間違いないと思います。